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不労所得でマイル旅 ~世界一周したら単身赴任に ~

元バックパッカーが、57ヶ国渡航した経験に基づくマイルの賢い貯め方使い方、お得な航空券、海外旅行のノウハウ等を書き連ねてます。現在、福岡で単身赴任中。

【号外】ポイントサイトのFX口座開設・取引案件は本当に改悪されるのか





一部の陸マイラー間では、「ポイントサイトのFX案件が近々改悪される可能性」が噂となっているようです。

既に案件をこなしてポイントバックされている既存陸マイラーにとっては、対岸の火事。
しかし、陸マイラーを始めたばかりの方などはその噂で混乱しているに違いありません。
FX活動によるポイントバックは陸マイラー活動の根幹の一つだからです。

発端は日経1面記事

FX証拠金倍率を引き下げ 10倍程度に、金融庁検討 :日本経済新聞

オンラインでは一部しか閲覧できませんが、以下のように概要はわかるようになっています。

  1. 金融庁がFXの証拠金倍率(レバレッジ)引き下げの検討を開始
  2. 目的は、急激な為替変動による個人投資家や金融機関の損失リスクの軽減など

なお、本記事は日経の独占記事のようで、他の大手新聞社が横並びで報道した形跡はありませんでした。

本記事を読んだ時の感想

直感的に確信したのは、「現時点では何ら意思決定されていないな」ということ。
金融庁の幹部が日経の記者にリークして報道させたに違いありません。

リークする案件には一定の条件があって、

  1. 事務レベルで検討中
  2. 幹部に対しては「案」として説明済又は議論中
  3. 幹部は、案について肯定的な立場

組織的には何ら意思決定されていない案件にもかかわらず報道させるのは、

  1. 先んじて報道されることで、既定路線という雰囲気を作り出しておき今後の手続きをスムーズにしたい
  2. 念のため、ステークホルダーや世の中の反応を見ておきたい

という狙いがあります。
なお、これは金融庁に限らず、霞が関の常套手段。

なぜこのようなことを断定的に申し上げるかと言うと、自分自身が関与した官と連動するプロジェクトで何度もソレをやられた経験があるからです。

日経の一面でソレを見て、何度寿命が縮まったことか。
経営陣から呼び出されては「なんだこれは!決めたわけではないのに!」と雷が落とされるわ、ステークホルダーからは「検討中なのに、上になんて説明すればよいのですか…」と泣きつかれるわ。
検討段階によってはトップまで伝わっていないものもあり、そんな時にはもう……

組織的に決定されたものなら、記者発表をして各社横並びの記事が出てきます。

本記事の内容については、現時点ではあくまでも「未決事項」として認識しておいてください。

当方が関与した経験では、リーク記事の段階から決定までに1年以上時間がかかったものもあれば、その後、結局ボツになってしまったというものもあります。
ただ、本件については、そう遅くない時期に原案通り決定されるのではないかと思っています。
金融庁の大義名分自体には瑕疵がなく、これまでも引き下げてきた実績があるからです。

他メディア及びFX会社の反応

リークして報道させるからには、省庁の強い意思が働いている場合が多いです。
案通りになってほしいから報道させるわけですから。

実際、金融庁は翌日には個別の取材に応じています。(応じたというよりは、手ぐすね引いて待っていたような気がしますが)
FXレバレッジ、上限見直しの可能性 FX業者は困惑気味 : J-CAST会社ウォッチ

金融庁は、「決まったことがあるわけではありません」としたうえで、「(レバレッジ規制の)見直しは随時考えており、市場動向などを注視していることは間違いありません」と話した。

うーん、いかにもと言う答えぶり。
何を聞かれても、想定問答(金融庁のシナリオ)の内容以外のことは絶対に伝えませんからね。
そして、その内容は揚げ足をとられないように「無難なこと」だけなのです。

レバレッジ規制の見直しで、投資家保護を強化し、より健全な取引市場づくりを目指す。

こちらは金融庁の大義名分そのものだと思われます。

一方、これによりレバレッジをきかせるポジティブな個人投資家が減ることも懸念され、東京金融取引所は

取引所取引FXの「くりっく365」を取り扱っている東京金融取引所は、「(金融庁からは)何も聞いていません」としたうえで、「(規制強化で)ある程度は取引量が落ちる要因になりかねないことはあります」と、慎重な姿勢をみせた。

とけん制しています。
手数料商売のFX業者にとって、取引量減少はそのまま収益・利益減少につながることで経営を圧迫することになるからです。

が、実際には最大レバレッジをかけて取引している投資家は現時点でもそう多くはないそうで、

その半面、「健全な市場育成やリスク管理の適正化に通じることはプラスです」という。
また、現在25倍のレバレッジをかけて取引しているFX投資家について、東京金融取引所は「それほど多くはありません」と話している。

と、必ずしも金融庁案に対して否定的な立場をとってはいないようです。
(対外向けのリップサービスかもしれませんが)

ポイントサイトのFX口座開設・取引案件が条件改悪される可能性

こちらの記事では、
FXのレバレッジが25倍→10倍へ引き下げ!?日経報道は真実? 個人投資家への影響は?|FX情報局 - ザイFX!

 取引高の減少でFX会社の収益が悪化すれば、FX会社の買収や合併といった動きも活発になるかもしれないし、各社のキャンペーンやキャッシュバックなどの条件が厳しくなるかも……。

と改悪の可能性を示唆しています。
記事を読んだときは、僕もそうなってしまうのかも…と思いました。
取引高を稼いでくれるポジティブな投資家が減ってしまうのであれば。

一方、その後の調べや脳内思考で「逆に振れる可能性も有り得るかも」と考えてしまったのです。

ポイントサイトのFX口座開設・取引案件が条件UPする可能性

先ほど申し上げた通り、ポイントサイト広告主のFX会社は手数料収入を生業としており、いかに取引高を増やすかが経営のポイントと言えましょう。

ただ、取引高を増やす手段は一つではなく、

  1. 取引回数を増やすこと
  2. 投資家数を増やすこと

(他にもあるかと思いますが、ここでは割愛)

高レバ投資家の取引回数が減って収益が減少するリスクに対しては、低レバでもプレイヤーを増やすことでそのリスクを軽減させようとすることも考えられます。

今や、一般的に「FX=危険」というイメージが浸透してしまっています。
そのようなイメージを持つ一般人に対して、「昔と違って、今のFXは決して危険ではありません。金融庁の指導によりレバレッジが抑えられたことで昔のように一気に資産を失うことはなくなり、比較的安全な投資手段となっているのですよ。」と口座開設営業できるツールを与えられたとすれば、FX会社はどう出てくるでしょうか。

金融庁の案はレバレッジに慎重な個人投資家や一般顧客を新たに呼び込む大義名分となり、これこそ好機ととらえるかもしれません。

それはすなわち、この機会を利用してFX会社がここぞとばかりに広告費をつぎ込んで期間限定の口座開設キャンペーンを実施する可能性もゼロではないということ。

美味しい話は大抵改悪の方向に働くものとはわかっているのですが、この可能性が頭の中から離れないで今日まで至っています。
あくまでも可能性にすぎず、全く自信を持って申し上げられる内容ではないのですが……

陸マイラー初心者が行うFX口座開設時期について

当サイトでは、案件によらず

  1. 「なる早」で案件をこなし、早めにポイントを確定させること
  2. 過去を振り返らないこと

を推奨しています。
将来何が起こるかわからないため、現在に全力を尽くすというスタンスです。
過去を振り返ってしまうと、「将来もっと良い条件になるのではないか…」と希望をもってしまいがちです。

金融庁案とFX各社が今後どう出るかに関わらず、現在のポイント付与条件に納得しているのであれば、速やかに申し込むべきです。

一方、実際のFX取引が必要な案件についてFX取引自体に不安がある方もいらっしゃるかと思います。
そのような方は、今しかないと慌てずとも、不安がなくなった状況になってから申し込んでも差支えありません
注意すべきはただ一点、「落ちてくるナイフを拾わない」ことです。
仮に近い将来条件が改悪されたとして、「しまった…」と改悪後の条件であわてて申し込むことは避けましょう。

金融庁案は、少なくとも陸マイラー(レバレッジに慎重な投資家)にとっては改悪ではありません
FX会社が取引を条件とする案件のポイントを引き下げたとしても、慎重な投資家の新規参入促進を狙う会社が陸マイラー狙いで「新規口座開設・取引不要」を条件とした案件のポイント数を上げる可能性もあるわけで、取引に不安を覚える方は無理に不安を除去しようとせずに、そのような安全案件を適時適切にコツコツと拾っていってもよろしいかと思います。

余談

本件については両方の可能性があると考えてしまったため、当面は静観を決めこもうとしていました。
が、ついこないだ当サイトの記事にいただいたコメントを拝見したことをきっかけに、記事を出した次第です。

弥生 さま
数あるマイレージblogのなかで希少な信頼のおけるblogとして拝見しています。
本記事はまさに我が意を得たりの内容で、思わずコメントしました。
hypothetical様のように理想的な使用方法に言及してくれる読者がいることを心強く思います。
改悪(大嫌いな表現ですが、あえて使います)と騒ぐ前に、WinWinの関係になれるよう常に考えることが一番大切と感じます。
これからも良識ある記事を楽しみにしています。

希少と評価してくださる方がいらっしゃるなら、このような時こそ当方ならではの見解を待っているのではないか?
見解は示せずとも「考え方」だけでも示すことが、信頼されるBlogとして認められ続けるためには必要ではないか?と。

ぶっちゃけ、どっちに転がるかは全くわかりません。

ただ、FX会社としては様子見の状況で一時的に条件を悪化させることはあるかなとは思いつつ、「FX取引に不安のある方を、現在の状況で無理に巻き込むことはあってはならない」という気持ちをもってこの記事を書ききりました。

私事ですが、実は10年以上前にFX取引で痛手を負ったことがありまして、今でもトラウマとなってます。
この記事にはそんな気持ちも含まれていると思ってください。
陸マイラー的取引方法では痛手を負うことはまずないのですが、可能性はゼロではありません。

仮に今回見送ったとして、条件が未来永劫悪化してしまったとしても「申し込んでおけばよかった…」と過去を振り返らないようにしましょう。現在と1年前だって条件が違うし(1年前の方が良かった)、振り返るときりがありません。
クレカ発行や保険相談等、よりリスクが少ない方法でポイントを獲得すれば良いのです。
申し込んだとしても、結果的に高レバの取引でミスしてしまい、うっかり多額の損失を出していたかもしれないのです。
見送りの判断は「正しかった」と思ってください。
その慎重さは、堅実な人生の助けとなることでしょう。(と、昔にFXや新興国投資で失敗した僕が実感をもって言ってみる)

もう少し調べてからにしたかったところ、今日は月末。
下手したら月が変わると記事としての価値がなくなってしまうかもしれないので号外としてupしました。

初心者陸マイラーの方にとって、ほんの少しでも参考になれば幸いです。