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不労所得で旅したい!

元バックパッカーが、55ヶ国渡航した経験に基づくマイルの賢い使い方、お得な航空券、海外旅行のノウハウ等を書き連ねてます。(現在、ビジネスクラスで世界一周中(一時帰国中))

中国の空港でモバイルバッテリーを没収されないために覚えておくべき「3つのこと」

[最終更新日]2017年1月30日
[初出]2016年11月29日

中国の空港でモバイルバッテリーを没収されないために

北京首都国際空港にて、2回連続でモバイルバッテリーを没収されてしまいました。
没収理由は以下の通りです。

・前回 受託手荷物の中に入れてしまったため
・今回 バッテリーにワット時定格量の記載がなかったため

前回は帰国後に荷物を開けたら1枚の紙切れが入っていて、「バッテリーを没収したからな」的な文言が。
今回は前回の反省を踏まえて機内持込みしたのですが、ワット時定格量の記載がなかったようで保安検査官に「NO!」と言われて泣く泣く没収…

中国の空港で乗り継ぎをされる方は、あらかじめルールを確認するようにしましょう。
確認を怠った私と同じ目に合わないよう…

中国の空港にはまたお世話になる機会があると思うので、心機一転!調べてみました。

リチウムイオン電池持込制限ルール(日本vs中国)

中国の方がものすごく厳しそうに見えますが、意外と大きくは変わりません。

日本のルール

航空法第86条で規定されており、要約すると下表の通りとなります。

品名 受託 持込 数量 備考
リチウム電池を内蔵した
携帯型電子機器
制限なし リチウム含有量2g以下
リチウムイオン電池を内蔵した
携帯型電子機器のうち、ワット時
定格量100wh以下のもの
制限なし
リチウムイオン電池を内蔵した
携帯型電子機器のうち、ワット時
定格量100wh超~160wh以下のもの
2個
予備のリチウム電池
(使い捨てタイプ)
× 制限なし リチウム含有量2g以下
予備のリチウムイオン電池(充電式タイプ)のうち、
ワット時定格量100wh以下のもの
× 制限なし
予備のリチウムイオン電池(充電式タイプ)のうち、
ワット時定格量100wh超~160wh以下のもの
× 2個


【参考にしたサイト】
・国交省
航空:航空機への危険物の持込みについて - 国土交通省

・JAL
https://www.jal.co.jp/dom/baggage/bags/attention.pdf

・ANA
手荷物[国内線]|ご旅行の準備[国内線]|ANA
手荷物[国際線]|ご旅行の準備[国際線]|ANA

各航空会社が噛み砕いた形で載せています。

中国のルール

中国民用航空局(CAAC)が定めており、要約すると下表の通りとなります。

品名 受託 持込 数量 備考
リチウム電池を内蔵した
携帯型電子機器
実質× 制限なし リチウム含有量2g以下
リチウムイオン電池を内蔵した
携帯型電子機器のうち、ワット時
定格量100wh以下のもの
実質× 制限なし
リチウムイオン電池を内蔵した
携帯型電子機器のうち、ワット時
定格量100wh超~160wh以下のもの
実質× 2個 運営航空会社の許可が必要
予備のリチウム電池
(使い捨てタイプ)
× 合理数量 リチウム含有量2g以下
予備のリチウムイオン電池(充電式タイプ)のうち、
ワット時定格量100wh以下のもの
× 合理数量
予備のリチウムイオン電池(充電式タイプ)のうち、
ワット時定格量100wh超~160wh以下のもの
× 2個 運営航空会社の許可が必要

【参考にしたサイト】

  • 中国民用航空局(CAAC)サイトより

http://www.caacdgc.org/flbz/hybz/201304/W020130412529119848755.pdf

  • 北京首都国際空港の公式サイト

http://bcia.com.cn/server/notice/safe.shtml
Instructions of Security Check-SERVICE-BCIA
保安検査に関する注意-旅客サービス-北京首都国際空港
上から中国語・英語・日本語。
見比べると内容が微妙に異なっていたので、念のため全部見ました。
いずれにしても、CAACサイトの内容を正として表記しました。

日本と中国の違いを理解する

両国でルールはそれほど変わらないと書きましたが、やっぱり中国の方が若干厳しいです。

具体には、以下の通り。

1.携帯型電子機器を預け荷物に入れると危険
ビデオカメラやノートPC等は、多少重くなっても機内に持ち込みましょう。
規程上は受託手荷物可となっていますが、北京空港のFAQには

1. Please do put electric devices (such as digital camera, video camera, intercom, and electric shaver) in the carry-on Baggage, and not in the check-in Baggage.
1. 電子機器(デジタルカメラ・ビデオカメラ・録音機・電動かみそりなど)は手荷物の中に入れ、預け入れ荷物の中には入れないでください。

と書かれています。上表で「実質×」とした所以です。
(他空港の運用は確認していませんが)

2.100wh超~160wh以下のリチウムイオン電池を持ち込む場合は留意
日本では無条件で2個まで持ち込めますが、中国が絡む場合は航空会社の許可が必要です。

3.予備のリチウムイオン電池の持ち込み可能量は無制限ではない
個人が使用する範囲なら問題ないと思いますが、商売等でたくさん持ち込む場合はNGとなるかもしれません。

(参考)ワット時定格量(Wh)の計算方法

ワット時定格量(Wh) = 電池容量(mAh)/1,000 × 放電電压(V)
リチウムイオン電池の場合、電圧は3.7Vなので、モバイルバッテリーにwhの記載がなくても容量がわかればワット時定格量が計算可能です。

ざっと計算すると、
・容量が概ね27,000mAh迄のモバイルバッテリーは、航空会社の許可なく持込可能
 27,000/1,000×3.7=99.9Wh
・容量が概ね27,000mAh超~43,000mAh迄のモバイルバッテリーを持ち込むためには、航空会社の許可が必要
 43,000/1,000×3.7=159.1Wh

ただし、容量のみ記載の場合、電圧を3.7Vとみなして保安検査を通してくれるかどうかはわかりません。

おすすめモバイルバッテリーの例[2017年1月30日追記]

今日、世界一周のお供にするモバイルバッテリーを物色してきました。
【マイルで世界一周】ANA特典航空券(世界一周)の予約・発券完了!!!【ロマン】 - 不労所得で旅したい!
今回中国へは行きませんが、念には念を入れて容量記載のモノをゲットするためです。
ネットショッピングだと容量の記載があるかどうか不明な場合が多く、わざわざ量販店へ行きましたよ。
が、量販店でも容量の記載を確認できないものが多く苦労しました。表面に記載があるものはほとんどなく、見えない裏面にあるかどうか…というところで、サンプルがおいてないとお手上げです。しかも、サンプルなどほとんどありません。

今回はどうしても仕入れる必要があったので、特売で安かったバッテリーについて、店員さんに「容量の記載がないと海外の空港で没収されてしまうので…」と事情を話し開けてもらいました。
で、購入したのはコチラ。

f:id:poyatrip:20170130215830j:plain

容量だけでワット時定格量がなく、中国の空港で通してくれるかどうかは運次第。(基本通してくれるようですが、NGと言われても文句は言えない)

そうそう。完璧に通してくれる一品(逸品)を見つけましたのでご紹介します。

f:id:poyatrip:20170130220235j:plain

写真ではよく見えませんが、これでもかと言うくらい書いてます。サンプルがあったので確認しました。もちろんワット時定格量も書いてあります。中国語で。
そう、中国xiaomiの製品なのです。お国の事情をしっかり反映しているのだなあと感心しました。
結構な値段だったので見送ったのですが、後で調べたら通販の場合は比較的安く出ているようです。

通販で仕入れるには時間がなく、私は泣く泣くあきらめましたが…
中国へ行かれる方は、中国製のモノを買うか中国で現地調達するのが確実なようです。
xiaomi(小米)は有名な家電メーカーで、「中国のApple」と言われているそうです。
中国ということで不安を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、何を隠そう私自身のスマホは『Xiaomi RedMi Note3 Pro(3GB)』だったりします。
昨秋から使っているのですが、コストパフォーマンスの高さに大満足。
故障したり挙動が不安定になるということは全くなく、品質には全く問題ありませんでした。

まとめ

以上、日中のモバイルバッテリー等の機内持込等に関するルール・違いを紹介しました。
が、実際はルールと言うよりはむしろ運用に関して中国の方が相当厳しいという印象です。

よって、中国の空港へ行く場合は、

・電子機器も予備モバイルバッテリーも手荷物に入れましょう
・持ち込む予備モバイルバッテリーはワット時定格量が明記されているものにしましょう
・できれば100Wh以下のモバイルバッテリーにしておきましょう

今回没収されたバッテリーは期間限定ポイントかなんかで購入した安物なので財布には痛くないのですが、一度も使うことなく没収されてしまったのがちょっと悔しいです。

参考情報等

没収される直前の旅行記(復路:北京乗継)

この時は、まさか没収されるとは…
www.poyatrip.xyz

没収されなかった時の直前の旅行記(往路:北京乗継)

この時は機内持ち込み。往路でロスバケするわけにはいかないので…
なめ回すようにチェックされましたが、通してくれました。この時は…
www.poyatrip.xyz

上表の画像版

もし印刷する場合はこちらの方がよろしいかと。
日本ルール
f:id:poyatrip:20161129194830j:plain
中国ルール
f:id:poyatrip:20161129194851j:plain

北京空港公式サイトに掲載されていたCAAC規程(抄)及びFAQ

English

V.Regulations on carrying lithium battery on flights:
It is prescribed by CAAC that:
1. Lithium battery can only be taken onto the plane as carry-on rather than checked baggage.
2. Passengers can carry electronic products that incorporate lithium/lithium ion battery cell or battery, and such devices must be intended only for private use (such as watches, calculator, mobile phone, laptop computer, portable video camera).
3. Lithium battery must be protected from short circuit and can only be taken as carry-on baggage. Each passenger can carry two standby batteries at most.

・FAQ
In what manner can passengers carry on electronic devices with a lithium battery?
According to the safety requirement of all passengers’ life and property, please comply with the regulations concerning the carrying of lithium electronic devices and lithium batteries, since lithium battery, if improperly conveyed, might cause a flight accident. Pay attention to the following issues:
1. Please do put electric devices (such as digital camera, video camera, intercom, and electric shaver) in the carry-on Baggage, and not in the check-in Baggage.
2. Please install the battery into the electric devices, and prevent such devices from switching on accidentally during the flight.
3. If any standby battery is carried, please keep every single standby from being shorted, for example, by using rubberized fabric to cover the exposed electrode, or by packing every single battery into an independent plastic bag or special protection bag.

日本語

中国民用航空局の規定:
中華人民共和国の民用航空業の「リチウム電池航空運輸規範」(MH/T1020-2009)・「旅客とクルーの危険物の携帯に関する航空運輸規範」(MH/T1030-2010)などの関係法規の文書に基づき、リチウムイオン電池を携帯して民用航空機に乗るお客様は、以下の事項に注意してください。
1、携帯するリチウムイオン電池はワット時定格量が160Wh以下のもののみ許可されており、160Whを超えるものは危険貨物手続きを行って、輸送しなくてはなりません。
2、リチウムイオン電池を含む電子機器(たとえばノートパソコン、カメラ、ハンディビデオなど)は以下の規則に基づき輸送します。
(1)預け入れ荷物、持ち込み荷物の中に入れて運ぶことができる。
(2)誤動作防止措置をとっておくこと。
(3)リチウムイオン電池のワット時定格量は100Whを超えてはならない。
(4)ワット時定格量が100Whを超え(100Whは含まない) 160Wh以下の付属品リチウムイオン電池は、運営航空会社の許可が必要である。
3、予備リチウムイオン電池は以下の規則に基づき、携帯して運ぶ必要があります。
(1)持ち込み荷物の中にのみ入れることができる。
(2)購入時の包装の中に入れるか、電池が短路しないように、個別に保護すること。
  予備電池をあるいは端末を絶縁処理する、たとえばテープ等で剥き出しの端末を保護する、プラスチックの袋もしくは保護パウチに個々の電池を収納するなどの措置を行うこと。
(3)一つのリチウムイオン電池のワット時定格量は100Whを超えてはいけない
(4)運営者(航空会社)の許可により、ワット時定格量が100Whを超え(100Whは含まない) 160Wh以下の付属品リチウムイオン電池を運ぶことができるが、2つ以上は運ぶことができない

付属:リチウムイオン電池のワット時定格量の判断方法
方法一:直接読み取り法
大部分のリチウムイオン電池の名称名のところ(図の赤い色の部分)にワット時定格量(单位Wh)が示されています。
f:id:poyatrip:20161129234952j:plain

方法二:换算法
リチウムイオン電池の名称のところに直接ワット時定格量が記されていないものがあり、その場合は換算を行わなければなりません。その換算公式は、ワット時定格量(Wh) = 電池容量(Ah) × 放電電压(V)
上図を例にとると、電池容量が1050mAhで1.05Ahにあたり、放電電压が3.7Vなので、ワット時定格量は1.05Ah × 3.7V = 3.885Wh ≈ 3.9Whとなります 。

・FAQ
リチウム電池がついた電子機器をどのように運べばよいでしょうか??

リチウム電池が不当に運ばれた場合、航空輸送事故が発生する恐れがあります。あなたや他の方の生命と財産の安全を守るため、リチウム電池を使用した電子機器やリチウム電池の関係規定を守り、以下の事項にお気を付けください。

1. 電子機器(デジタルカメラ・ビデオカメラ・録音機・電動かみそりなど)は手荷物の中に入れ、預け入れ荷物の中には入れないでください。
2. 電池を電子機器の中に入れ、電気機器が携帯途中で電源がオンになったりしないように、よく保護を行ってください。
3. 携帯している予備の電池は電池が短路しないように個別に保護し、テープ等で剥き出しの電極を保護する、プラスチックの袋あるいは保護パウチに個々の電池を入れるなどしてください。

普通話

中国民用航空局规定:

禁止旅客随身携带打火机、火柴乘坐民航班机(含国际/地区航班、国内航班),也不可以放在托运行李中托运。

五、旅客携带锂离子电池乘机提示

根据中华人民共和国民用航空行业标准《锂电池航空运输规范》(MH/T1020-2009)和《旅客和机组关于携带危险品的航空运输规范》(MH/T1030-2010)等相关法规文件,旅客携带锂离子电池乘坐民用航空器请注意如下事项:
1、携带的锂离子电池额定能量不允许超过160Wh,超过160Wh的应通过危险货物手续进行运输。
2、内含锂离子电池的设备(如手提电脑、照相机、便携式摄像机等),应按如下规则携带运输:
(1)可放置在托运行李及随身行李中携带。
(2)应有防止意外启动的措施。
(3)锂离子电池额定能量不应超过100Wh。
(4)额定能量在100Wh(不含)至160Wh(含)的随设备锂离子电池,应经运营人(航空公司)批准。
3、备用锂离子电池,应按如下规则携带运输:
(1)只可放置在随身行李中携带。
(2)应单个做好保护以防短路,可将备用电池放置于原厂零售包装中或对电极进行绝缘处理——例如将暴露的电极用胶布粘住、将电池单独装在在塑料带或保护袋中
(3)单个锂离子电池额定能量不应超过100Wh。
(4)经运营人(航空公司)批准,可携带额定能量在100Wh(不含)至160Wh(含)的备用锂离子电池,但不能超过2块

(下線部poya注:日本語訳が間違っていて、2つまではOKです)