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不労所得で旅したい!

元バックパッカーが、55ヶ国渡航した経験に基づくマイルの賢い使い方、お得な航空券、海外旅行のノウハウ等を書き連ねてます。(現在、ビジネスクラスで世界一周中(一時帰国中))

サハラ砂漠までレンタカーで行ってきたという話

今回はラスト、砂漠のお話です。
ラスボスというつもりではありませんでしたが、ここが一番ハードな旅体験でした。

月の砂漠

小学校に入ったばかりの時にこの曲を聴いたのですが、歌詞と言うよりはその旋律が私にとって強烈だったのか、なぜかその時のことは未だに鮮明に覚えているのです。

この体験は大人になるまで引き摺り、人生で1度は砂漠へ行くのだろうと思っていました。
赤道の時は検討した結果近くの赤道?に決めたと言う経緯があるのですが、砂漠の時は「サハラ砂漠」一択でした。タクラマカン砂漠とか近いところはあったはずなのに、サハラ以外目に入ってなかったのです。なんでだろう。

砂漠への道のり(2001年7月)

モロッコからサハラ砂漠入りすることにしました。
妙なこだわりがあって、初めてのアフリカ大陸は海路で!と決めていたから。

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と言うことで、旅の始まりはマドリード・アトーチャ駅。
実はこの時初ヨーロッパだったにも関わらず完全素通り。
今思えば勿体無いのですが、サハラ砂漠しか見えてませんでした。
マドリード迄の航空券は持っていたのですが、そのあとは行き当たりばったり。
AVEのチケットはマドリードの空港で売ってました。

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「セビリアの理髪師」のセビリアに到着。
モロッコへの船が出ているアルヘシラスへ行くには、ここでバスへ乗り換える必要があります。
当日直前購入でも問題なく、1時間くらい時間が空いたので束の間の観光です。

ちなみに今はAVEがマラガまで開通してるそうなので、セビリアで降りる必要はなさそうです。

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モロッコ タンジェへのフェリーに無事乗れました。ホッとした瞬間。
18時だったかの出発でしたが、どうしてもこの時間のフェリーに間に合う必要があったのです。

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それは、この列車に乗るため。
22時30分?タンジェ発マラケシュ行きの夜行列車。
タンジェの駅がタンジェ港から離れているのを知らず、危うく乗り遅れるところでした。
出発直前にクシェット(簡易寝台)を購入したら、もう満席寸前でした。危ない危ない。
タンジェはモロッコの中でも治安がめちゃ悪という話だったのですが、感じる暇も余裕もありませんでした。

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マラケシュ駅に到着。
サハラ砂漠へのゲートウェイとなります。(賛否両論あると思います)
そのままハーツレンタカーへ行って、
「今からレンタカーを借りたい。3日後にタンジェで乗り捨てたいのだけど、用意できるか。一番安い車種で。」
なんて、漫画「ブラック・ジャック」の一幕のようなセリフを吐きました。

今思えば、飛び込みの外国人、しかも乗り捨てなんて条件でよく貸してくれたと思うw
しかし、ここまで来て躓くとサハラ砂漠が遠くなってしまうので、必死でした。

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左ハンドルのマニュアル車は初めてでしたが、道が単純なこともあって、慣れるまでにはそれほど時間がかかりませんでした。日本でもマニュアル車に乗っていたというのもあるのですが。
上の写真は第1の関門、アトラス山脈越えだったのですが、特に苦労は有りませんでした。
バスの場合は、車酔いしやすいところだそうです。

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カスバ街道をひた走り、たまに上写真のようなオアシスが見えます。
しかし緑は見えても気候は砂漠そのもの、日が昇りきって、車内はサウナのようになってます。
なんと。一番安い車種にはエアコンがついてなかったのです!!
借りた朝は涼しかったので、油断していてちゃんと確認していませんでした。。。
窓を開けても入ってくるのは熱風。ドライヤーを顔に当てられているようでした。
水分を補給しなんとかしのぎましたが、余裕を見て仕入れておいた2リットルがあっという間にカラです。

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そんなレンタカーはこちら。当時でさえ、いつの?と首を傾げてしまうような古いFIATでした。
道があるのは、本当のゲートウェイ「エルフード」まで。
ここから砂漠の目の前にある村「メルズーガ」へは、写真のような「道なき道(ピステ)」を通るしかなく、旅行者では不可能。運転手を雇う必要がありました。
ここまでは事前調べで分かっていたのですが、どうやって雇えば良いのかは分からず。
エルフード郊外に豪華そうなホテルを見つけたので、ツアーデスクがあるはずと入って見た次第。
ツアーデスクがあったかどうかはおぼえてないのですが、兎に角ホテルに相談して手配してもらいました。

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ついでに宿も手配してもらいました。夕朝食付です。
結構いい値段したような記憶があるのですが、宿もエアコンがついておりませんで。
部屋の中もサウナ。
さすがに夜中は気温が下がっていたのですが、ベッドから調度品から何から何まで熱を持ったままだったのです。その熱が部屋中に蔓延し、たまりません。
おかげで、一睡もすることができませんでした。。。
唯一の救いは、シャワーからお湯が出たこと。
(お察しのとおり給湯器なんてのは無く、水シャワーだったのが…)

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日が昇りそうな頃を見計らって外出したら、まさに目の前が砂漠。
写真でよく分からないかもしれませんが、一応月が見えていたので「月の砂漠」達成ですw
夜は真っ暗だったので分からなかったけど、これはすごい。日の出をまちます。

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日が昇ってきました。
あの場にいた時の感想と乾燥と感動を、今も上手く言葉にすることは出来ません。
しかしここはモロッコ。商魂たくましい少年がその感動を破ってくれます。
突然やってきて、「なんとかを買いませんか?」と。

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この後、エルフードで運転手と別れ、青い町「シャウエン」に向けて北上します。
日が昇ると灼熱の地獄になるので、のんびり砂漠を眺められるのは早朝のひと時だけだったのです。

ピステで突然マフラーが落ちたり、ガソリンスタンドで給油口を開けようとしたら鍵がもげたりとか多少のトラブルはありましたが、FIAT君は無事1,000km超を走りきりました。

なぜレンタカーか

普通は、マラケシュから砂漠方面へはバスを乗り継いで行くところだそうです。
一方、会社の夏休みには限りがあって、バスを乗り継いでたらどうしても休みが足りません。
海路アフリカと夏休み中のサハラ砂漠到達両方を満たすには、レンタカーを使うしか方法はありませんでした。
距離を測ったところ、レンタカーなら頑張れば1日で行ける計算だったのです。
果たして、マラケシュを朝出て夕方にはエルフードに到着。メルズーガに着いた時には日が暮れてましたが、計画通り1日で砂漠まで到達する出来たのです。結構飛ばしましたけどw
バスでは絶対に無理です。

ちなみに、走行ルートは以下リンク先の通りでした。

https://goo.gl/maps/HeyGSChvuJv

レンタカーの意外なメリット

時間の短縮もそうだったのですが、大きなメリットだと思ったのは「モロッコ人」と対峙する回数を最小限にできたことです。
当時、旅行者にとっての三大悪人(ウザい国)は、インド人・エジプト人・モロッコ人と言われてました。
その一つに乗り込んで行ったわけですが、1人レンタカーで自由に回れたお陰か、「ウザい」「しつこい」と思うような機会はそれほど多くなかったです。
それでも、エルフードでなぜかバイクに追いかけ続けられたりとか(ガイド志望かなんかだったのでしょうがまくのに大変で、あれは本当にしつこかった…)、皆無ではなかったのですが。

留意事項

これ見てサハラ砂漠へ行こう!なんて人はそうそういらっしゃらないと思いますが、体力があってもキツいと思うので、あまり参考にしないよう宜しくお願い申し上げます。
ちょっとした武勇伝?と思っていただければ。

レンタカーを使うにしても、マラケシューメルズーガの間、カスバ街道のどこかで1泊するのが身のためなのでしょう。

そうそう。朗報が一つ。
メルズーガまでの道が出来たという情報を目にしました。