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不労所得でマイル旅 ~世界一周したら単身赴任に ~

元バックパッカーが、57ヶ国渡航した経験に基づくマイルの賢い貯め方使い方、お得な航空券、海外旅行のノウハウ等を書き連ねてます。現在、福岡で単身赴任中。

海外発券の歴史を辿る(その1)





 最近、幻聴が聞こえてくるようになりました。

「海外発券?別に発券するために海外の旅行代理店へ行ってないッスよね。要はただのオンライン予約じゃないッスか。」

という若者の声が。
 おっしゃる通りでございます。自宅に居ながらにして、航空会社のサイトから直接海外発航空券をオンライン予約するのが当たり前になった今日この頃。『海外発券』という言葉自体が、今や死語になりつつあるのかもしれません
 しかし、私どもにとって『海外発券』はロマン。たとえ死語になったとしても、忘れ去られてはいけない言葉なんです。将来「発券」自体が不要になるような進化があったとしても、『海外発券』と言い続けることでしょう。(e-ticketの普及で既に死語になっているような気もしますが…)
 ということで、私自身が経験してきた海外発券の歴史を記事にします。単なる昔ばなしではあるのですが、当ブログで推奨している海外発券の実施に関して精神的ハードルを下げてもらえればなあという思いがありまして。またもう一つ目的がございまして、「ああ、こういう経緯があって『海外発券』と言い続けるんスね。まあ、しょうがないッスね」とぜひ生暖かい目で見守っていただければ。

初めての海外発券

 1998年。確か3回目の海外旅行で、トルコへ行こうと成田-イスタンブール間のチケットをマップツアーで予約。バブルが崩壊して久しく、安月給の新入社員に毛が生えた程度の若者にとって、欧州直行便は高嶺の花。少しでも安く済ませるために南回り便にしようと、当時イスタンブール便を就航させたばかりというキャセイパシフィック航空を利用。就航キャンペーンで安かったようですが、オンシーズンのため10万円以上はかかったような。
 その時はトルコ国内のみを回るつもりだったのですが、その後バックパッカーの友達からアンマン(ヨルダン)の写真を見せてもらったことをきっかけに、どうしても足を延ばしたくなり。

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見せてもらった風景と同じようなこの写真を撮るために、タクシーを捕まえて「とにかく街を一望できるような高台へ行ってくれませんか。」とお願いし、更にはアンマンの民家(集合住宅)の屋上をお借りしました。「いったいここで何がしたいの?」と小学生の子供から流ちょうな英語で問いかけられてビックリした記憶が。そう言えば…

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あったあった。今や彼らも立派な大人になっているのでしょうね…彼らは、デジカメを持って屋上に来た怪しい東洋人のことなど覚えてないでしょうが。

 アンマンまでの足を別途確保する必要があります。そこで、今は亡き(?)『格安航空券ガイド』という雑誌を購入。日本発の格安航空券に関する雑誌なのですが、隅っこの方に、少しだけ海外の旅行代理店が紹介されていたのです。その一つ。日本人社員による日本語対応可というイスタンブールの旅行代理店にコンタクトを取り、イスタンブール→アンマンの片道航空券(トルコ航空)予約・発券を依頼。Eメールが普及しつつあったので国際電話する必要はなかったのですが、あちらのPCが日本語フォントに対応していなかったので、英語とローマ字でやり取り。「予約だけ先に入れておきます。発券・支払は到着後こちらへいらしたときで良いですよ。」のこと。おお、これが海外発券というものなのか…なんて条件がユルいんだ!と感動。今から思えば、ノーマル運賃のチケットだからそりゃそうだよね、と言う感じなのですがw
 イスタンブール到着後その旅行代理店へ行き、その場で本日夜に出発する航空券を発券して現金決済。年齢を聞かれたので伝えたらギリギリユース運賃が適用されるとのことだったので(若かった…w)、日本国内線並の安さでした。
 メールでは主に英語でのやりとりだったことから、イザ訪問した時に日本語が通じるのだろうか…なんて少し心配していたのですが、対応してくれたのは流暢な関西弁を話す日本人のお姉さん。とても気さくな方で航空券以外にもいろいろとためになる情報を下さり、当時海外旅行初心者で不安を抱えていた心に随分しみたことを今でもよく覚えています。

2回目の海外発券

 アンマンからの戻りは陸路を予定していました。セルビスタクシーで国境を越え、シリアに入国した後はパルミラ遺跡とか見て、トルコではイズミール等地中海沿いを旅しつつイスタンブールに戻ろう…と。
 しかし。ビザを申請しにアンマンのシリア大使館*1へ行ったところ、「あなたにはビザを発行できない」とニベもなく断られてしまいまして。そう言い放った女性職員の顔は今でもよく覚えてます。理由は不明。この後のイタリア人旅行者も同様に断られてしまったようで、二人で「WHY?」と頭を抱えてしまいました。彼はこれからイタリア大使館へ行ってみるというので、なら私も日本大使館へ行けば何とかなるかもしれないと思い行ったら、機関銃を持った若い兵士(守衛)に「今日は休みだよ」と言われてしまい、陸路シリアの夢は潰えてしまいました…。その時は、「今回は仕方ない。またいつか行く機会があるだろう。」と思っていたのですが、今やあんなことになってしまい…
 とにかく。こうなってしまうと、イスタンブールまで空路で戻らなくてはなりません。街中で国際線航空券を発行してくれそうな旅行代理店を探して飛び込み、その場で3日後の航空券を発券してもらいました。旧宗主国が英国だったこともあってか想像以上に英語が普及していて、普通のスタッフでも中東独特のrの発音とか除けば聞き取りやすい英語を話してくれまして。これまで英語でのコミュニケーションをほとんど経験したことがなかった私でも、何とかなりました。
 利用会社はロイヤル・ヨルダン航空。ユース運賃でもなさそうなノーマル運賃でどんだけ取られるんだろうと思っていたら、なぜかトルコより安かったです。100ドル札の現金で払った記憶が残っています。
 ちなみに、ヨルダンはクイーンアリア空港でアライバルビザを取得できたので、シリアのような事前申請は不要でした。ただ、その制度が出来たばかりで「状況により流動的。直前に大使館へ問い合わせた方がよい」との情報だったので大使館にTELしたのですが、電話に出た女性職員(と思しき人)の対応が(略。あの声も今だによく覚えてます。能面のように無機質・無表情な声が。

3回目の海外発券

 これまでは第3国間を結ぶ航空券についてでしたが、ココからは日本が絡む『真の海外発券』となります。
 1999年。海外旅行にハマりつつある状況で、「確実に休める年末年始は海外で過ごす」ルーティンにしたいと考えていたところ。しかし、ピーク時は格安航空券が格安航空券にならず、特に年末年始の往復は目の玉が飛び出るような運賃になってしまいます。そこで『海外発券ループ』の活用を検討したはいいけど、当時はループ元(海外出発地)へ行くまでの片道航空券の確保が困難。オフシーズンなら禁じ手の「格安航空券の片道放棄」を決行できるのですが、ループ元へ行くのは年末。
 そこで、「航空券を使わずに行ける近隣の海外都市まで行き、そこでループ元までのチケットを確保」という作戦に出ました。そう。ソウル発券です。今も健在の『世一旅行社』に、ソウル発東京経由シンガポール行き片道航空券の発券を依頼。今は亡きノースウエスト航空、予約クラスはなんとビジネスクラスでございました。なぜビジネスクラスにしたかは覚えていないのですが、考えられるのは、東京ストップオーバーが可能で有効期間が1年、それでいて運賃が安かった…から。格安航空券での成田~シンガポール往復運賃と同じくらいだったと思います。2回目の海外発券と同様、とりあえず予約のみで発券は現地でと言うことでした。
 航空券の仕入れは、年末シンガポールへ行くずっと前の夏休みに実施。1年OPENとユルユルのチケットなので、いつでも良かったのです。ソウルまではこちらも今は亡き『日韓共同きっぷ』を活用しています。
 私の場合はサンライズ出雲等(東京→下関)+関釜フェリー(下関→釜山)+特急セマウル(釜山→ソウル)の乗車券等がセットになったきっぷで、下関や釜山を観光しつつ数日かけてソウルまで移動しました。もちろんその時が初韓国。

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出国スタンプに「KANMON」の文字が。

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釜山港へ帰…ってきたわけではありませんが、初韓国となる瞬間。

 ソウルに到着後、『世一旅行社』を訪問。有名な「おおやち」さん(日本語可)に対応してもらい、クレジットカードで発券。

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少し時間があったので、統一展望台へ行きました。川の向こうは北朝鮮

 その後、ソウル→成田で初めてのビジネスクラスを体験した次第ですが、短距離と言うこともあって意外とあっさりしてるなあと、さほど感動もなく。そう言えば、ラウンジに入った記憶がありません…どうも、当時はラウンジの存在を知らなかったようですw

長くなってしまいましたが、実はまだ序の口。条件がユルユルで、当時はかなりコストパフォーマンスが高かった海外発券の虜になっていくサマが伝わればな、と思います。
いつになるかわかりませんが、(その2)へ続きます。

2016年11月に久しぶりに海外発券しました!

エジプトポンド急落とカイロ発航空券運賃改定のスキを突いて、カイロ発券東京行きビジネスクラス往復チケットを11万円でゲットしました。
www.poyatrip.xyz

これまでの海外発券経験はソウル、バンコク、クアラルンプール等アジア内だけ。もちろんカイロ発券は初めてです。もっとも、自宅のPCでオンラインでポチっただけですが…(笑)。

*1:日本よりも隣国の方が簡単に取れるという情報でした。あまり良く覚えていないのですが、日本で申請する場合の手続きがかなりメンドウだったような。