中国国際航空ビジネスクラス搭乗記【B787-9最新機材ローマ】

日本人には悪評高い中国国際航空ですが、順次787機を投入し始めているところです。

北京/ローマ線はその一つとなっていて、8/1に導入されたばかり。
このたび、導入ほやほやのビジネスクラスに搭乗してきましたので、以下ご紹介します。

便名路線出発到着備考
CA940ローマ-北京20:55翌12:40土曜発以外は翌13:10着

 

ローマ フィウミチーノ空港にて

チェックイン

17:00頃は準備中でしたが、17:30頃に戻ってきたらチェックインが始まっておりました。
出発3時間前より早くやるのは普通なのでしょうか?ここでは。

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出国しようとゲートへ向かう途中、長蛇の列発見。
VAT(付加価値税)還付手続きの列ですね。
列の先頭は、左上の方(写真では見えないほど遠いですw)。
ほとんど中国人と思われます。
来る度に列が長くなっているような…
(前は、出国後エリアにあったような?)
コレがチェックイン時間を早めている原因ですかね?
私も何度か並んだことがあって、毎回乗り遅れそうになってましたからね…

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ファストパスをもらったので、専用エリアでサクっとプレミアム保安検査。
ファストパスの効果はココだけですが、EUの出国審査はだいたい空いているので問題ないでしょう。

ラウンジにて

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出国審査場を出たすぐのところ。
「中国国際航空」も「スターアライアンス」のロゴも見当たりませんが、右側のアリタリア(エディハド)ラウンジを指定されています。

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写真では分かりづらいかもしれませんが、プレハブ小屋の事務所か?と思うような薄っぺらさ。
ソファの革などは「さすが…」と唸るほどの高級感はあるのですが。
実際工事中っぽかったので、Temporaryなものとだと思うことにしましょう。
2階と1階でエアコンの効き具合が違ってましたのがいかにもプレハブ?

あと、掲示板には自社グループ(スカイチーム+α?)便しか表示されないため、それ以外の状況をリアルタイムで確認できません。
少なくとも、中国国際国空のフライト情報は出てませんでした。
ご注意ください。

食事系

口をつけていないため、味はわかりません。写真で想像してください。
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飲み物系

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バーカウンターのようになっているのがいかにもイタリア?
しかし、コレは不便。
水やジュースでさえ自由に飲めません。
もちろんお姉さんに頼めば出してくれますが、その前に何を飲めるか尋ねるというコミュニケーションが面倒。
そういうのも楽しむのがイタリア人気質なんでしょうけどね。
でも、ラウンジにいたのは9割方中国人…

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一方、LAVAZZAのエスプレッソを出してくれるところはさすが。

リラックス系

シャワー室は「あると言えばあるが、ないと言えばない」と言う感じ。

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トイレの中にあったのですが、なんとカギが取り外されてます。
バスタオルやボディシャンプーの類もありません。
コレは使用禁止ということでしょうか?
ただ、お湯は普通に出るようです。
受付でシャワーを使いたいと言えばバスタオル等を出してくれるのか、それとも使用禁止と言われて藪蛇になってしまうのか。
うーん。

結局、黙って使ってしまいました。
懸念の件は手荷物で対応できたので良かったのですが、鍵かけられないのが辛かった…

ラウンジ感想

ハッキリ言って、これはいただけません。
イタリアの場合は、免税店等(本場のファッションや食材等)を見て回った方が有意義に過ごせたでしょう。
ネット環境のもと仕事や作業をするのでなければ、ショッピング後にフラッと立ち寄って、バーカウンターでエスプレッソをグイっと飲んでサっと出ていくような使い方を推奨します。
欧州人はその辺がわかっているのかいないのか、ほとんど見かけることはありませんでした。

工事後のリニューアルに期待しましょう。

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機内にて

シート等

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おおっ!さすがピッカピカの最新シート!
往路ブダペスト(ミンスク)便と全然違います。
しかし。
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比べてみたら、心なしか狭く感じます。
効率的な配置にしたがゆえに、一人あたりのスペースが狭くなったのでしょうか。
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ほぼ満席でした。
ほとんど中国人ですが、往路とは違って日本人もちらほら。

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手元のスマホみたいなデバイスで操作するようです。

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シートの後方にコンセントとイヤホンジャックを発見。
ヘッドフォンもおいてありました。
ノイズキャンセルっぽい説明がありましたが、真偽のほどは定かでありません。

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USB充電ポートはモニターの右下(写真では切れてます)。

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アメニティはロキシタン。
検査員?名がありませんが、気にしないでおきましょう。

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女子みたいなことをしてみました。
ブダペスト(ミンスク)線と同じ内容と思いますが、その時は開封しなかったので。
開封しなかったのが祟ったのか、ミンスクで一旦降ろされたときに撤去されてしまったのです。
リップクリーム使いたかったのに…

機内食

ディナー

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サルティンボッカ(saltimbocca)というのを頼んでみました。
意味は分かりませんが、中国語メニューでなんとなく肉料理っぽい感じがしたので。
イタリア入りしてからはピッツアのモッツェレラチーズでたんぱく質を満たす日が続いてて、しばらく肉を食べてなかったなあと。

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ちゃんと、コース料理として出てきます。
舌が肥えてないので気の利いたレビューはできないのですが、私的には十分すぎるほど美味でございました。
最後のティラミスは意外とよかった。
往路のデザートがちょっとアレだったので…
ローマのケータリング会社から仕入れるでしょうから、ローマ発の場合はイタリアンを選んで正解ということだったのでしょうか。

道中

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陸・海路で何日もかけて移動した出発点(ブダペスト)の上空を通過するようです。

概ね定刻20:55に出発して、ディナーが出てきたのは23:00過ぎ。
もう夜食と言った感じです。
サーブに時間がかかり、シートをフルフラットになって寝に入ったのは0時前。

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フルフラットの威力で熟睡し、起床した時にはウランバートルの上空まで来てました。
ちょうど朝食が出る時間帯だったようです。
(実際には、その気配で起こされたのかな?)

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洋朝食をチョイス。
味に関する感想は特にありません。(というか、あまり覚えてません)

到着・感想

10時間弱のフライトのほとんどを寝て過ごそうと思っていたのですが、
結局寝られたのは5時間程度。
ディナーは出発2時間後~、朝食は到着2時間半前~というスケジュールだったので、そういうものだと思うしかないかもしれません。
睡眠時間を確保しようとすると、どちらかを削る覚悟が必要。

ただ、退屈することもなければ苦痛に思うこともなく、至極快適な10時間でした。
CAさんのサービスも客層も全く問題なしです。
今回のように18万円程度でハイシーズンの欧州をビジネスクラス往復できるなら、ぜひまた使いたい。
不人気なのが信じられません。
エコノミーに戻れない病にかかってしまいそう。
病気になるくらいなら、いっそこのような特価運賃は廃止されてしまえ!と思ってしまうほどです。

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なんと沖止めでした。VIPバスで施設へ向かいます。
必ずしもビジネスクラス専用というわけではないようですが、先に降りたビジネスクラス客から乗り込むので、
結果的にそのような形になっている、というのが実態のようです。

北京空港での乗継

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番外編

北京空港 ファーストクラスラウンジのシャワー等

プライオリティパスを持っていたので、ビジネスラウンジではなくファーストラウンジで休憩。
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トイレ内にシャワールームが2室あります。
利用手順は以下の通りのようです。

  1. トイレに誰かしか清掃員がいるので、利用を申し出る
  2. 搭乗券を見せるように言われるので見せる
  3. 確認後、シャワー室のカギを開けてくれる

トイレで搭乗券を見せる意味がまったくわかりませんが…
受付の小姐に申し出るのが正しい方法なのかもしれません。

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ローマフィウミチーノ空港とは違って、ちゃんとバスタオル等一式ついてて安心。

ラウンジ内WIFIの利用方法

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写真で確認しておいてください。
スマホ(タブレット)の画面に書かれたとおりやると、必ず失敗します。
「パスポートスキャンして出てきた4ケタのコードを入力するだけ」
電話番号とか搭乗便名や座席番号、パスポート下4ケタの番号などは不要です。

ココも中国ということでFacebookやGmail等には繋がりませんので、念のため。

北京-羽田線 ビジネスクラス(簡単に)

便名路線出発到着
CA421北京-羽田14:3518:55

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この旅で初めて隣が空席となりましたが、満席に近かったです。
日曜日なのか、家族連ればかりでビジネスマン風の人はいませんでした。

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改めて、シートモニターの存在を確認。

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初めて中華の機内食を頼んでみました。
(いい加減コメが恋しかったので)

向こうのコメだし、おいしくないよな…とは思っていたのですが背に腹は代えられぬ。
ご飯は思ったとおりでしたが、おかずは意外と悪くなかったです。

デザートのケーキは相変わらずパサパサ。
日本のコンビニの方がずっと良いスイーツを出してますよね。
いっそ、ゴマ団子とかマンゴープリンとか杏仁豆腐とか出してくれるとイイですね。
(あ。マンゴーケーキというのがメニューにあったような)

 

2 COMMENTS

いんかろず

はじめまして。参考にさせていただきました!
もしよろしければ、このローマ〜日本で加算されたマイルとプレミアムポイントを教えていただけないでしょうか?

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